骸なる星珠たる子 - Nocturnal Night

ブックオフなどの古本屋を巡っても全然見つけられない漫画が有って
どうしても読んでみたかったので思い切って電子書籍で購入した本がある。
それがこの鬼頭莫宏先生のなるたると言う漫画。

因みにニコニコ書籍（スマホアプリ）で購入。
ぼくらの以前に連載していた鬼頭先生の作品だが1度絶版していてこの付近では中古ですら全然お目にかかれなかったんですよね。
この間アニメ版の動画を見て、アニメは原作の途中で最終回を迎えてしまうのだけど
その動画のコメントに「原作ではこの後更に過酷な運命が待っている」と言及されている。
それが今回の書籍購入に踏み込んだ一言でもあった。

・・・で、全巻読んでみてその直後にとてつもない程の虚無感に襲われた・・・。
なんだろうあの最終回は、報われてはいないけどバッドエンドって感じもしない。
非常にモワッとします。
最終話がなければ美談のまま終われたのだろうが・・・しかし作者は連載開始当初から最後までの展開を考えていたようで
ラストのアレは決して後付けとかそんなんじゃない。
ここまで鬱展開を盛り込ませた漫画は今まで読んだことはないので何というか・・・。
ただ、この漫画を読む以前からこういう物だと理解した上で読めば、ある程度精神ダメージも防げる気がします。
それを知らずにアニメを見て、「ファンタジー物なんだろうな」って読み始めると・・・ご愁傷様。
アニメ版のOPが明るい短調だからそれで騙される人も多そうです。

しかしこの曲は「死んだ友人のことを歌った曲」と言う設定が裏付けされているとか・・・。
とりあえず、アニメを全話見て興味を持ったなら是非原作も読んでみて欲しい。ただし責任は取れません。